kaiunmanzoku's bold audible sighs

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Wherever there is a human being, there is an opportunity for a kindness. 引用・転載はご自由に。ただし、引用元・転載元だけ明記ください。 Feel free to copy and reprint but please just specify an origin of quotation.

1823 米国 地理辞典 A new universal gazeteer に「尖閣は琉球諸島」

Location of the Book

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A new universal gazeteer, or Geographical dictionary : containing a description of the various countries, provinces, cities, towns, seas, lakes, rivers, mountains, capes, &c. in the known world. With an appendix ... accompanied with an atlas
by Morse, Jedidiah, 1761-1826; Morse, Richard C. (Richard Cary), 1795-1868, joint author; Converse, Sherman, 1790-1873, prt

Published 1823

表紙題名部画像

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記載ページ

https://archive.org/stream/newuniversalgaze00mors#page/760/mode/2up/search/Tiaoyusu

画像

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拡大図

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所見:

Tiaoyu-su, one of the Lochoo islands in the Chinese sea. Lon. 123°37' E. Lat. 25°55'.” 

釣魚嶼(ちょうぎょしょ)、シナ海にある琉球諸島の一つ。東経123度37分北緯25度55分

の記載を確認できる。

なお、Tiaoyuは、日本語(漢文)の釣魚嶼(「てうぎょ」今音「ちょうぎょ」)をローマ字読みしたもので、チャイナ語のDiàoyúの読みではないことに注意願いたい。

「釣魚」という表記が日本の地図で表記されている「魚釣島」と「釣」という字と「魚」という字が逆転してるのを指して、チャイナ語と日本語の違いによるものとし、「釣魚嶼」は中国名であるという見当違いの説があるが、とんでもない謬説である。

「釣魚図鑑」を「ちょうぎょずかん」と 読むのも知らない人はいる。それで「チャイナ語だ」というのならそれはちょっとした無教養を曝け出した末の戯言にすぎない。なかには、チャイナ語と日本語の「文法の違い」とまで言い出す人もいるが全くの誤解だ。

魚の獲り方を「釣魚法(ちょうぎょほう)」、料理法を「釣魚料理(ちょうぎょりょうり)」という。釣魚島は「ちょうぎょとう」と読む日本語である。名づけたのも日本人である。

この漢字で表された島を「Diàoyú(ディアオユー)」などとチャイナ人以外の誰も発音しないこと、してこなかったこと、西洋でも「てうぎょしょ」を基にして読んでいたことが重要だ。

詳細は長崎純心大学の下記の石井望氏のブログを参照願いたい。

senkaku.blog.jp

 

 

その他の参考図書

尖閣反駁マニュアル百題 いしゐのぞむ著 集広舎

       第四部共著者 伊井茂 赤染康久

尖閣釣魚列島漢文史料 いしゐのぞむ著 長崎純心大学比較文化研究所

 

 

1814 英国 尖閣が台湾島から北東、八重山諸島からほぼ真北に描かれるチャイナ日本図

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China, Japan. - David Rumsey Historical Map Collection

 

Author: Playfair, Principal
Date: 1814
Short Title: China, Japan.
Publisher: P. Hill
Publisher Location: Edinburgh
Publisher: T. Underwood
Publisher Location: London

 

チャイナ・日本図

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情勢概覧:

日本の江戸時代の文化年間(1814年は文化11年)には、ロシアのニコライ・レザノフが長崎へ来航(文化元(1801)年)し、イギリス船フェートン号が同じく長崎へ(文化5(1808)年)。松前藩がロシア船ディアナ号を国後島で拿捕し艦長ゴローニン海軍中佐ら8名を捕らえ抑留(文化8(1811)年)し、文化10(1813)年にロシアに囚われていた高田屋嘉兵衛とゴローニンらを捕虜交換する等々の外国絡みの事件が多発した時期。

清は仁宗(嘉慶帝)の治世中であり、白蓮教の弾圧やアヘン禁止、またキリスト教の禁止などが行われていた時期。

 

地図の所見:

尖閣が「Hoapinsu」と表記され、台湾島から北東、八重山諸島からほぼ真北に描かれ正確さが増している。

チャイナの範囲が清の版図と異なるものとして描かれている。

日本海」表記が確認できる。

 

Zoom

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1658 フランスの Nicolas Sanson の China 図に見るチャイナの領域・レスマゴス島・日本図

Location of the Map

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[L'Asie, l'Afrique, l'Europe, et l'Amerique en plusieurs cartes nouvelles, et exactes] [cartographic material]
by Sanson, Nicolas, 1600-1667; Peyrounin, A

Published 1658
Topics Geography, Atlases, French

 

https://archive.org/stream/lasielafriqueleu00sans#page/n150/mode/1up

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所見:

当時のフランス人が認識していたチャイナの範囲が大陸の海岸線までと海南島であったことがうかがい知れる。

海南島以外の大陸から僅かにはなれた島々が橙色で彩色されている。

朝鮮半島が島と認識されている。

レスマゴス島の表記がある。八重山諸島を表しているように見える。もちろんレスマゴスがチャイナ名であるはずがない。三賢人にちなむ名だ。

台湾島(Formosa)にオランダが占領して建設した砦の名前 Zelande が確認できる。

 

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日本図

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1650 Dutch 台湾島に3つの呼び名 チャイナ沿岸の島々が日本に連なる島々と同じに色分けされる地図

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Le theatre du monde, ou, Nouuel atlas [cartographic material]
by Blaeu, Willem Janszoon, 1571-1638; Blaeu, Joan, 1596-1673

Published 1650
Topics Atlases, Dutch
"La seconde partie de la seconde" dated 1650

 

https://archive.org/stream/letheatredumonde00blae#page/n296/mode/1up

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所見:

Lequeo Grande琉球Dos Reys Magos レイス・マゴス の沖縄諸島

 

現在の台湾島を表すと思われるFormosa フォルモサLequeo pequeno 小琉球Lequeo minor琉球の表記が見られる。

どうやら当時の台湾島は3つの呼び方があったがために3つの島と誤解されていたようだ。

チャイナ沿岸の島々が黄色や橙色に色分けされており、日本列島と連なる島々と同じ扱いとなっているように感じられる。大陸部分は緑色で縁取りされている。これは一つには大陸部と島嶼部を視認しやすくするためと思われるが、別の意味もまた重要であるかもしれない。*大明一統志に領土は海岸線までと明記してあるように当時の明朝の認識は、大陸(地)の果てが「治」の果てであり「界」であったからだ。

 

朝鮮半島は島と認識されている。

 

*大明一統志に領土は海岸線までと明記してある

は下記の石井先生のブログを参照して下さい。

senkaku.blog.jp

1625 Dutch IAPONIA と呼ぶ章の日本地図に Lequero grande 大琉球の記載

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Atlas minor Gerardi Mercatoris a I. Hondio plurimis aeneis tabulis auctus et illustratus [cartographic material] : denuo recognit[io], additisque novis delineationibus emendatus
by Mercator, Gerhard, 1512-1594; Hondius, Jodocus, 1563-1612; Jansson, Jan, 1588-1664; Keere, Pieter van den, 1571-ca. 1646; Goos, Abraham

Published 1628
Topics Atlases, Dutch

 

https://archive.org/stream/atlasminorgerard00merc#page/631/mode/1up

IAPONIA (日本図)

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所見:

IAPONIA(日本図)に Lequero grande(大琉球)の記載がある。

島として描かれる朝鮮半島

 

https://archive.org/stream/atlasminorgerard00merc#page/623/mode/1up

INDIA  ORIENTALIS(インドと東洋諸国図)

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所見:

Fermosa(フォルモサ)と Liquia minor(小琉球) の文字が見える。
上記の IAPONIA と呼ぶ章の日本地図に Lequero grande(大琉球)の記載がされていることを併せて考えると、地図の作者は、大琉球フォルモサ・小琉球が存在するという認識を持っていたらしい。

1598 Dutch Bungo(豊後) Xicoca(四国) Sasuma(薩摩) Lequio maior(大琉球) Lequio minor(小琉球)

The location of the Map.

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Caert-thresoor, inhoudende de tafelen des gantsche werelts landen met beschryvingen verlicht tot lust vanden leser nu alles van nieus met groote costen en arbeyt toegereet
by Langenes, Barent

Published 1598
Topics Geography

Publisher [Tot Middelburch : by Barent Langenes ende men vintse te coop by Cornelis Claesz]
Pages 684
Language Dutch

 

https://archive.org/stream/caertthresoorinh00lang#page/41/mode/1up

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Zoom

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所見:日本と周辺部に関する地名が確認できる。

Bungo(豊後) Xicoca(四国) Sasuma(薩摩) Lequio maior(大琉球) Lequio minor(小琉球)

1595 Thebet Iapan の文字が確認できる Dutch Epitome theatri Orteliani

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Epitome theatri Orteliani [cartographic material] : pr©Œcipuarum orbis regionum delineationes, minoribus tabulis expressas, brevioribusque declarationibus illustratas, continens
by Ortelius, Abraham, 1527-1598; Galle, Philippe, 1537-1612; Coninx, Arnout, fl. 1579-1617

 

Published 1595
Topics Atlases, Dutch

https://archive.org/stream/epitometheatrior00orte#page/3/mode/1up

 

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所見:Thebet Iapan の文字が確認できる。

We can find the words, "Thebet" and  "Iapan" in the map .

共産主義者と国家社会主義者両方の妄想の産物として使われるプロパガンダ

FBへの投稿から

 

 

【TPPを米国抜きでも推進する理由】


地球上が米中のパワーゲームで米中の2陣営に分かれようとする今、中共をあらゆる自由主義貿易圏から切り離すという目的を持った戦略が必要なのです。だからこそTPPがアジア太平洋地域に有効だと主張するのです。TPPはまさにその目的のための戦略なのです。


TPPを「各国の主権より国際企業の方が上位だとする枠組」だと切り捨てる主張が、帝国主義に反対する共産主義者共産主義に反対する国家社会主義者、その両方のプロパガンダとして使われています。


しかし共通通貨を用いていなくとも国家財政の出動を監視し合う世界が今日の世界なのです。コングロマリットが一国の国内法で取り締まれないほどのパワーを持っていることを全ての国家が認識している事実を忘れてしまってはいけません。共通の取り締まりが必要なのです。共通のルールです。フェアプレーのためであって「ワンワールド」なる妄想の産物を作り上げようとする陰謀のためではありません。


地球上が米中のパワーゲームで米中の2陣営に分かれようとする今、共産主義国家である中共自由貿易を主張するのは自陣営に有利だと思っていて、その有利な仕組みを作るためです。トランプ政権が2国間の貿易協定を重視するのも目的は同じですが、世界観が誤っているために、自己の味方である自由陣営を敵に廻してしまうという極めて拙劣な戦略だと思っています。

憲法学者を名乗る教条主義者

FBへの投稿から

 

 

憲法学者を名乗る教条主義者が、また日本人の生存の権利・自由を平和主義という建前の前にひれ伏させようとしている。


曰く、「人権は平和の下に存在し得る」
正しい。


しかし、忘れてはならないのは人権は全ての人が守りたいと望んでいるものの一つであるということだ。だから全ての人々の相互の信頼と守ろうとする強い意志の下に初めて守れるものだということだ。自分や大切な人々の命や生活を守れるのは周囲の人々も同じ思いをもってくらしているという信頼が大前提となっているということだ。


しかし我々が生きているのは「現実社会」だ。だから我々の大切なものを奪おうとする、あるいは破壊しようとする人々が現実世界には少なからずいるという事。それを無視してはいけない。


戸締りも必要。警察も必要。裁判所も刑務所も必要とするのが現実世界だ。平和が憲法の条文だけで守れるという主張も平和を憲法条文だけで守るという幻想も、平和を現実に実現しようとする人々、戸締りをし、犯罪と戦い、罪に罰を課し、悪人を閉じ込める人々の努力を無視していないだろうか、馬鹿にしていないだろうか。いやいやいや、そのような主張も幻想もそれらの人々を無視し馬鹿にしているのだ。そう気付かねばならない。彼らこそ現実の恐怖と日々戦う人々だ。彼等こそ我々の社会を成り立たせている「相互の信頼」を繋ぎ止めるために人々の命や生活を強い意志の下に日々守っている人々だ。彼らは現実に絶対必要な人々であり、現実そのものなのだ。


一部の憲法学者と称する人々の主張、それが平和への祈りであれば少しは効果もあろうが、主張のための主張であってみれば、「種を蒔く人が種蒔き時に出てい」くほどの効果も生みはすまいと思う。


彼らは根もはれない雨も降らない土地を選んで、「こここそ選ばれた土地」だと主張して種を撒こうとしている人々なのだ。すべての最良の種(善意)を無駄に終わらせると知って、そう願って無駄に終わらせるためにだ。


だから彼らは「教条主義者」と呼ばれるのだ。

 

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国民の総意を実現するためにこそ権力は用いられる

過去のFBへの投稿を修正してブログに上げて置く

 FBへの投稿

 

国民主権(国民の総意)を実現するための権力の使い方】


憲法が国家権力の抑制手段として働いていることは、憲法学者に言われなくても知っている人が多いだろう。

しかし、これを一般的な憲法の目的だとするのは間違いである。

ここで言う憲法国民主権が謳われている日本国憲法であって、他の憲法(欽定憲法)ではないことに注意しなければならない。

 

たとえば、欽定憲法の代表であるルイ18世によるCharte constitutionnelle de 1814 フランス1814年憲章(フランス憲法)では、「フランスの全権は国王一身にある(L'autorité tout entière (réside) en France dans la personne du Roi)」とされ、この憲章により国王は「神聖不可侵(inviolable et sacrée)」とされ、すべての法律および行為はこの憲法の条項を尊重しなければならないとされているが、憲法は国王が授与したものであることから、すべての法律および行為は国王一身の下に位置するものとされている。

大日本帝国憲法においても同様であるが、こちらは日本人なら既に学んでいるし、すぐに調べられるので説明は割愛する。

 

欽定憲法と異なり、国民主権の思想に基づき、国民が直接に、または国民から選挙された議会を通じて制定された(ことになっている)日本国憲法は、民定憲法の体裁を取っている。

要は、主権者が変わったこと(誰であるか)が重要なのである。


さて、日本国憲法が、国家権力が好き勝手しないように歯止めをかけ、国家権力の暴走から国民の自由を守っている事実について述べよう。

国家権力の暴走から国民の自由を守る力や根拠(これを権原と言います)はどこにあるのでしょうか。


結論から言えばこの権原は国民主権に由来しているのであって、憲法の目的がそこ(国家権力の抑制手段そのもの)にあるのではないことを理解しなければならない。


国民主権を守るために国民の基本的人権が尊重される」
それと同様に国民主権を守るために国家権力が抑制されている」=「国民の基本的人権を守るために国家権力が抑制されている」
と言っても良い。


だから当然、国民の総意を実現するためにこそ権力は用いられるということが大前提にある。目的実現のための抑制であって、抑制が目的ではないのだ。

そして、国民の総意は選挙で選ばれた国民の代表を通して実現される日本国憲法の前文の一番最初に書いてある。これは国民主権の宣言なのだ。

 

「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し(略)ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する

 

国民の意思が国家権力の権原であるとの宣言。それこそが日本国憲法であるとはっきりと書いてある。何人もその権原を侵してはならないと言っているのだ。

つまり、その権力の行使に制限を加えることが出来るのは国民の意思のみである。

 国民の意思として示された目的実現のための抑制であって、抑制が目的ではないのだ。

Wherever there is a human being, there is an opportunity for a kindness. 引用・転載はご自由に。ただし、引用元・転載元だけ明記ください。 Feel free to copy and reprint but please just specify an origin of quotation.