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朝鮮半島 米国による武力行使の可能性について

下記は、2017年4月28日にFBに投稿したものを若干手直ししたものである。趣旨は変えていない。ここに来て(2017年6月21日)、機は熟したと思われるのでブログに掲載することとした。

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3つの条件が確保されれば、中共は米国による武力行使を容認するだろうと言う議論がある(2017年4月)。


その3条件とは、

(1)北朝鮮の指導者は換えてもよいが、国家は消滅させてはならない

(2)武力で朝鮮半島を統一してはならない

(3)米韓軍は北朝鮮の特定地域で任務を終えた後は、38度線以南に戻る

-というものだ。

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は(2017年4月)22日付の社説で、米韓両軍が北朝鮮に軍事進攻した場合は、中国も軍事介入すべきだと主張した。 要するに北朝鮮に親米政権ができきるのを阻止するための、対抗的な軍事措置だ。

 

先方が核を使うと脅している以上、ステレス機と戦術核兵器と言う組み合わせで、予防措置を採ることはあり得るだろう。

米軍から仕掛ける可能性はゼロに近く極めて少ないが、ゼロというわけではない。

次の条件が満たされれれば政治的にはともかくも軍事的には実行は可能だ。

金正恩の位置を特定すること。
②北鮮軍の通信連絡手段を作戦終了まで乗っ取れること。
③攻撃後の成果確認手段が担保されること。
④北鮮軍(特に反撃の拠点とする地域)の掌握制御手段(封殺できれば一番良い)が直ちに確保できること。

 

解説がいるかもしれない。

金正恩の位置を特定すること。攻撃(断首)目標が爆撃、狙撃、拉致どのような手段をとるにも目標物が目的を達成できる時と場所になければならない。

攻撃の着手時点から攻撃の成果確認までの間、北鮮軍が作戦の意図と遂行に気付くことなく、また北鮮に怪しまれることなく、できれば北鮮軍と金正恩を繋ぐ全ての通信連絡は作戦と無関係なことのみが流れるようにすべきだろう。

断首した対象が目標と一致することが確認出来なければ、北鮮はダミーを立ててでも戦争状態を継続できることになる。作戦終了後客観的な断首成果を世界に公表する必要があるのだ。

④断首後、その成果が北鮮軍に知れ渡れば戦意を無くすと思われるが、それでも軍としての戦闘行為が停止できねば、戦争が拡大しないとも限らない。戦闘中止を命令できる北鮮軍首脳を確保しておく必要がある。

 

①④が特に困難だろう。漏れがあれば悲劇的な反撃が予想され、本格的な戦争へ発展する。攻撃地点は10数か所なら可能だが数十か所ともなれば不可能だ。④には南鮮との国境に装備する膨大な火器に対する封殺も含まれている。

可能だとすると戦術核とステレス機を使用する作戦しかない。これは本当に可能なのか?

最少の犠牲で金正恩を除くためには、戦術核使用して先制攻撃するしかないという結論を呼び込む論調が増えてきた。

「余りに多くの犠牲が見込まれるので、米軍は先制攻撃できない」という主張がそれだ。

残念だが、それは正しい。
しかし、敢えて誰も口に出さなかっただけだ。口に出せば次に考えるのは「通常兵器では無理だが・・・」という話になるからだ。
口に出せば北が挑発を繰り返す理由に付け加えて米国や米国の同盟国に先制攻撃を加える理由まで与えることになるからだ。

だが、ここに来て(2017年4月末)皆が口にし始めたので言う。
多大な犠牲者を出すぐらいなら、一旦拳を下ろして不意打ちの機会を狙うしかないと。戦術核を含めた断首の機会を。

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2017年6月21日、その機会は近づいたと思う。

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