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「恨」のトーテム 慰安婦像 / Totem symbolized their parents and the miserable past

最近、慰安婦の話題が立て続いた。

米国のサンフランシスコ市の慰安婦像と韓国国会における「慰安婦の日」制定決議だ。

 

サンフランシスコ市の慰安婦

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韓国国会「慰安婦の日」制定決議

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そういうわけで、慰安婦像について頭に浮かんだことを下記の通りブログに書きつらねる。

慰安婦像が民族の「恨」という感情の拠り所、トーテムとして機能していることは間違いない。民俗学的にトーテム的存在は部族団結の象徴として働いてきた「装置」であり、我々は○○の子孫であるという「表象」としてすら充分な説明が出来る。

ある民族を固く結び付ける部族団結の装置は、そのまま「我々は〇〇の子孫である」という誇りと結びついていることはさまざまな部族の例で説明可能なはずだ。例えば、神社における祭神は日本の氏族団結の装置であり、その氏族は祭神の子孫だと主張しているような例だ。

 当然、名前を言ってはいけないあの民族にも適用可能だろう。


さて、民族に拘わらず誰もが、今この世に、自分が人として存在する事実とその訳を知っている。それは自分両親がどこかで出会って、生殖活動をした結果として、自分という存在がこの世に生まれ出たという事だ。そのように、誰もが自分この世に送り出した「肉親が存在する(した)」という事実を(自分という存在を認める以上は)否定できないものだ。

それとよく似ているのが「現在」という状態である。「現在」というのは「過去」によって作り出されたものだ。「過去」という事実なくして「現在」の存在はあり得ないのだ。そしてその「過去」はどうやっても変えられないものだ。「過去」に起こった原因この世を作り出しているのだから、今を生きるには為す術がないのだ。しょうがないのだ。

 

思うに慰安婦像」とは否定できないもの変えられないものを尋常ならざる手段で否定し変えてしまう呪術的装置である。

慰安婦像」で形作られている像は呪術的手段によって否定したい「両親」であり、変えてしまいたい「過去」を象徴している。 

否定したいが否定できないものと、変えてしまいたいが変えられないもの。そういう要素を持つ「両親」「過去」慰安婦像」呪術的象徴トーテムという形で象徴し、彼の民族の脳内世界で、超常的世界観の中で、ファンタジーとして一切を否定し、変えてしまう。そんな民族団結の装置として働くのだ。

惨めで自己肯定できない過去を脳内世界で否定し変えてしまおうとする民族団結の装置。まさに「恨」のトーテそのものだ。

 

しかし、悲しいかな、現実は彼の民族の脳内世界や超常的世界でもファンタジーでもない。一切を否定し変えることが出来る呪術は、民族の構成員が集まり、集団で「慰安婦像」を崇めているときにだけ夢を見させてくれるが、催眠や陶酔に浸っていられる時間は限られている。

そのファンタジーに浸る快感を持続させるには、ひたすらその呪術を唱え続けねばならなくなる。だから彼らは不断に呪術を唱える人々を勧誘し、陶酔に浸れる場所を増やしていく、まるで薬物に溺れる中毒者の様な禁断症状を来すことになる。

彼らは邪教のトーテムを奉じ続けることで永遠に陶酔を解こうとはしない。陶酔しているときだけが、精神の均衡を保てる空間と時間を得られるのだから。そうして、狂信者として、肯定できない過去を、否定できないもの変えられないもの、本来なら人として為す術がないものすら、自己の脳内世界で否定し、変えてしまう事に専念しようとする。

その変えられない過去を与えた日本を恨の対象にしつつ、「恨」のトーテム 慰安婦像を奉じざるを得ないのだろう。

続きは下記で

kaiunmanzoku.hatenablog.com

 

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