法とは規範の一種である。人が社会を形成するようになり社会の中でその構成員は「〇〇すべし」「〇〇すべからず」という義務を負う。それを「規範」という。それらの規範の中で社会が社会を維持するために「強制力」を与えたもの、それを「法」と呼ぶ。
「強制力」を用いて社会維持をする法の執行者を「法権力」と呼ぼう。
法権力、特に国家権力の強制力の行使に、人類は様々なルールを設けて来た。
「成文法」「罪刑法定主義」「法の不遡及」等だ。現代の社会生活にこれらの原則が適用されないとすると社会は混乱するであろう。諸原則が適用されない国家は非倫理的とさえ批判されるだろう。
法治の原則が適用されない非倫理的な国家は、北朝鮮だけではない。C国もそうだろう。
そういう国のひとつとして、韓国は、現代的主権国家、法治国家を運営する能力がないと、国際社会に見做されるだろうし、国際社会は、その強弱の程度はともあれ、それを韓国に「強制力」を持って是正するように迫ることになるだろう。人類が法権力、国家権力の強制力の行使に、様々なルールを設けて来たのと同じ論理で、国際社会がそれ、文明国不変の倫理、を個々の国家に求めるのは避けられないからだ。