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フッ化水素 韓国は前科持ちでウラン転換設備を自前できることを忘れるな!

フッ化水素は、ウラン濃縮や毒ガス兵器の製造にも用いられるため、ワッセナー・アレンジメント*1の枠組みにおいて、輸出が統制される品目であり、日本の貿易管理においては、外国為替及び外国貿易法のキャッチオール規制によって、経済産業大臣の許可なく輸出することが禁止されている。

 法の適用対象としての指定は、政令である輸出貿易管理令別表第1の3項(1)において、「軍用の化学製剤の原料となる物質又は軍用の化学製剤と同等の毒性を有する物質若しくはその原料となる物質として経済産業省令で定めるもの」として、また具体的には経済産業省令 輸出貿易管理令別表第一、及び外国為替令別表の規定に基づき、貨物又は技術を定める省令(貨物等省令)の第2条1項1号において、フッ化水素を輸出統制品目に指定している。(Wikipediaより)

 

【#韓国 へなぜ #輸出管理 徹底を求めるか】

有機リン系神経ガスであるサリンの製造に、フッ化水素またはフッ化ナトリウムが使用されることも有名だが、ここでは、#核不拡散 のために #IAEA が問題とする使用設備とウラン転換過程(濃縮前過程)について説明する。



①ウラン鉱石の精鉱から三酸化ウランヘの転換設備
  • 鉱石を硝酸により溶解し、精製された硝酸ウラニルを燐酸トリブチル等の溶媒を利用して抽出する。
  • 硝酸ウラニルは、濃縮及び脱硝により、又はアンモニアガスを利用した中和から生ずる二ウラン酸アンモニウムをろ過し、乾燥し及び煆焼*2し、三酸化ウランに転換。

 

②三酸化ウランから二酸化ウランヘの転換設備
  • 三酸化ウランを分解アンモニアガス又は水素により還元することで行う。

③二酸化ウランから四フッ化ウランヘの転換設備

  • 300°Cから500°Cの二酸化ウランをふっ化水素ガスと反応させて行う。

④四フッ化ウランから六フッ化ウランヘの転換設備

  • 反応塔内におけるフッ素との発熱反応により行うが、反応塔から流出する高温のガス(ウランの気化温度約3800度)の流れを、高純度フッ化水素を用いて零下10°Cに冷却したコールドトラップを通過させることにより、六フッ化ウランを凝縮させる。この処理は、高純度フッ化水素ガスを供給するための設備を必要とする。
⑤遠心分離濃縮過程へ
プルトニウム酸化物からの金属プルトニウム生産システム設備
  •  主に再処理施設と関連する工程。
  • 高腐食性のふっ化水素を用い二酸化プルトニウムをフッ化プルトニウムに生成する。
  • フッ化プルトニウムを高純度金属カルシウムで還元し、金属プルトニウムとフッ化カルシウムの屑に分離する。
  • この過程で必要となる主な設備は、フッ化に必要な貴金属処理をした内張施設、セラミック坩堝を必要とする金属プルトニウム還元設備。特に金属プルトニウム生産には臨界管理、放射線管理、防毒管理等で特別厳格な管理体制を要する。
⑦四フッ化ウランから金属ウランヘの転換のための設備
  • 大量の転換を行う場合にはマグネシウム、小量の転換を行う場合にはカルシウムにより還元する。
  • ウランの融点を越える温度で行う。
  • 主にレーザー濃縮技術を用いる際の前処理である。

 

ウラン転換プラント用の主要な設備は、大部分が化学処理工業の種々の部門において必要な設備と共通している。つまり、加熱炉、回転炉、流動床式反応器、燃焼塔、液体遠心分離機、蒸留コラム及び液液抽出コラム等が含まれる。もっとも、大半の設備は、既製品として購入することができず、顧客の求める条件及び仕様に従って製造される。特に、フッ化水素、フッ素、三フッ化塩素及びウランフッ化物腐食性に対処するため、特別の設計及び製作上の考慮が必要とされる。どの程度の純度のフッ素化合物が入手可能かがプラント設備の仕様決定に影響するのだ。

 

しかし、たとえ、ウラン転換用に特に設計し又は製作した設備ではない設備であっても、システムを組み合わせることでウラン濃縮設備として稼働可能であることを注意せねばならない。韓国には前科*3がある。レーザー濃縮のための金属ウラン転換を行っていた疑惑も有名(⑦参照)


韓国へ輸出されたフッ化水素が、第3国、例えばイランとか北朝鮮で使われるとすると上記の③④の場合で、いずれもウランの遠心濃縮過程前のものとなるだろう。

核濃縮設備の近傍にフッ化水素製造と輸送工程が必要なのはフッ化水素の触れたものを溶かす能力が非常に高いためだ。

 

 

以上の知識を持って、次の質問と回答を噛みしめて欲しい。疑惑の深さが分かると思う。

qr.ae


韓国で日本製のフッ化水素を購入するのは純度の高い物は日本製しかないということらしいです。しかしウランの濃縮や毒ガスの材料としてのフッ化水素なら純度が低くても良いと思いますがどうなのでしょうか?

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ロシアも中国も必要量を聞いて唖然としたはずです。韓国向けだけで月3000トンですからね。最初は3000Kgの間違いかと思いました。

フッ化水素は作った瞬間からものすごい勢いで周りのものを溶かします。金属容器であれ、ガラス容器であれ溶かします。アメリカも中国もロシアもフランスもフッ化水素を作ります(100KGぐらい)が、作ってすぐにウランを溶かして遠心分離機です。

日本の企業がやっているように超高純度でつくって1ヶ月以上保管可能な容器に入れて、しかも月産3000トンなんて、何かの冗談です。

これなら、途中で抜き出して、別のルートで再輸出しても品質の劣化は最低限ですみます。

ロシアも中国も必要量を聞いて唖然としたはずです。韓国向けだけで月3000トンですからね。最初は3000Kgの間違いかと思いました。

 

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*1:

ja.wikipedia.org

*2:鉱石などの固体を加熱して熱分解や相転移を起こしたり、揮発成分を除去したりする熱処理プロセス

*3:1970年代朴政権下

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