共産主義社会について一考察をしてみた
独裁は、その性格上* 個人崇拝と思想の教条化を必然的に導くため、共産主義は空想から宗教へ、さらに宗教からカルトヘと思想を変質させる。このため、事実や成果は証拠によって証明されるのではなく、主張と暴力によって捏造される社会が出現する
さらに社会においては、現実と主張とのギャップが洗脳と暴力によって埋められることが日常化する。民衆の不満は、内外に反革命分子や分離主義者、帝国主義、軍国主義等々、様々なレッテルを貼られた「敵」を捏造することで逸らされる。このため共産党には、常に「敵」の存在が必要とされる。
「独裁者が独裁を正当化する方法として常に「敵」の存在が必要とされる」ということだ。
*独裁者が独裁を正当化する方法として、個人崇拝は単純かつ安易で確実な手段であること、教条化は正義を説明する理由付けをスローガン(あるいはレッテル)の形で具体化できる利便さがある。
2017年6月23日 副題として「共産主義社会とは」を追記した。