【靖国神社豆知識】
8月15日に政府要人が靖国参拝と言うのは終戦後すぐに始まったわけではない。三木武夫が 昭和50(1975)年8月15日、総理として初めて終戦記念日に参拝したのが最初だ。
それ以前はどうであったのかというと、真夏の暑い盛りなので、靖国神社には参拝者もほとんど来ない、いわば「閑散期」だったので、靖国神社の神職の方は、明治神宮の神職の方と親睦のソフトボール大会に興じておられた。
昭和50(1975)年まで、靖国神社と言えば 春秋の例大祭 が参拝の中心だった。
下の「靖国神社に参拝した歴代首相」を見ればわかる。
靖国神社問題 - 歴代首相の靖國神社参拝(回数) - Weblio辞書
大平正芳、鈴木善幸、中曽根康弘が首相就任中に計21回参拝をしているが、1985年8月に中曽根首相が参拝するまでは、海外からの非難は一切なかった。
1985年の参拝に際して、それに先立つ同年8月7日の朝日新聞が『靖国問題』を報道すると、一週間後の8月14日、中国共産党政府が史上初めて公式に靖国神社の参拝への非難を表明した。
参考:
つまり、「8月15日(終戦宣言の日)の靖国問題」は、1985年に中国共産党の都合で作られた政治的プロパガンダである。朝日も協力しているところが慰安婦や南京攻防戦同様、一連の反日プロパガンダの特徴だと言える。
終戦宣言の日と靖国のリンクも、ごく最近のことだと知って欲しい。
政府要人は中共やそのシンパや8月15日信者の主張など気に留めず、8月15日でも、その日以外でもどんどん自らの信条に従って参拝すればよいのです。8月15日は前日の14日に連合国に行った終戦宣言を国民に伝えた終戦の詔勅奉戴日ではありますが、戦争の終わった日、終戦記念日なのではないのです。戦争は8月15日以降もSF条約の発効日(1952年4月28日)まで続き、多くの戦死者を出し続けたのです。
そして、本来なら春秋の例大祭こそ政府要人が挙って靖国を参拝し、平和の礎を築いた英霊たちに敬意を表するにふさわしい日であると思います。