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中共はなぜ日本を敵視し続けるのか?

中共はなぜ日本を敵視し続けるのか


共産主義に限らず、あらゆる教条主義には「敵」が必要だ。なぜなら教条主義は「独善」が前提であり、「敵」なしに「独善」は存在しえないからだ。

 

1.教条が「独善の世界」であり、全体主義の必須の要素であること。

教条主義:独善という世界観 - kaiunmanzoku's bold audible sighs

ある価値観、ある主張が至上の存在であると位置づけ、それを実現しようとする場合、その価値観、その主張を正当化するための儀式、思考法、生活様式、ルールを社会に認知させ、実施させるため、それらをグループや社会の構成員に道徳的に価値あることと思わせ、義務付け、習慣化させ、法的拘束力を与えようとする。

 

この行為を「独善」といい。その価値観や主張を「教条」という。

 

その結果として誕生する世界(グループ・社会の構成員の脳内世界の現出した世の中)では、「独善」に沿わない言動を不正義、悪、差別されたもの、闇、不幸、汚れたもの、その他もろもろの否定的言語でレッテル張りすることとなる。

その世界観は「敵・味方」や「支配・被支配」「搾取・被搾取」「富・貧困」「純血・穢れた血」「善・悪」「白・色」「光・闇」という徹底した二面論的価値が支配する。

 

その否定的言語でレッテル張りされた「敵」があってこそ、「独善」が力を持ち得る。

 

つまり、一旦、教条が世の中(脳内)を支配し始めると、その世界ではいかに自分たちの世界観・価値観が優れていて、人のために役立ち、グループや社会の利益になっているかを随時確認するようになる。いわば、構成員やその指導者、奉じる教条の正統性を自己肯定する儀式が行われるというわけだ。それを自己正当性、自己の存在意義の確認作業と呼ぶことにする。

その確認作業は自己の正当化のために行われるため、その集団や社会に必須のものとして強迫観念化する。

 

 そのやり方だが、困ったことに、その自己正当性、自己の存在意義の確認のために否定的言語でレッテル張りされた「敵」を用いるのがどの教条社会でも主流のようだ。

 

いかに自分たちの世界観・価値観が優れていて、人のために役立ち、グループや社会の利益になっているかを、否定的言語でレッテル張りされた「敵」を用いて、その敵の悪行を取り上げ宣伝し、弾劾し否定することで、自己正当性、自己の存在意義の確認を行う。

 

2.共産主義は教条であり、必然的に「独善」を教義とするカルトに陥ること。

ユーラシア大陸で、今まで行ってきた卑劣な行為やこれから行う侵略まがいの脅迫を日本軍国主義の侵略行為を撃退し勝利を収めたという一事で、共産党政権とその政権が行ってきたことを正当化するという図式は、中共に関する限りいちいち説明するまでもないだろう。チベット東トルキスタンという独立国家を侵略不法占拠し、東シナ海南シナ海での無法な行いは、国際社会の非難の的である。

 

その中共をはじめとする世界の共産主義政党は「平等や公正さを実現」するための「労働者・農民の指導者」である。例外なくそのように標榜している。共産党は、その立派な理想を実現するため「独裁制」を用いている。

ところが、その理想の「平等や公正さを実現」するための「労働者・農民の指導者」である共産党員は、地球上に存在したどのような理想国家においても「独裁制」というヒエラルキーのトップに君臨する共産党委員長という「個人の権力への一奉仕者」に成り下がってしまう。例外などない。将来においても同じだろう。共産主義が科学などではなく「教条」に過ぎないからだ。

共産党員は、権力のトップに成り上がれる可能性のあるほんの一部を除いて、その他大勢が自己の地位や生活を保持するために共産主義の一層の教条化を進める「カルト信者」と化してしまうのだ。

 

自己正当性の確認作業は強迫観念化する上記で述べたが、共産主義的独裁のようなヒエラルキーの社会構造では強迫観念化は、トップに君臨する個人への忠誠合戦となり、そのヒエラルキー集団や社会の底辺を支配するまで続けられ、さらに教条を強化する。

血の粛清が行われるなら、恐怖がその強迫観念化の速度と硬度と脆弱さを更に一段と高めていくことになる。

つまり、教条主義者の集団や社会は過激化する。そして、ヒエラルキー集団では必ず必要以上に過激化する。独善である以上、過激化は(独)善性を高めるだけなのだから。共産主義が科学性を確保したいなら独善性を排除しなければならない。つまり共産主義ではなくなる。

 

否定的言語でレッテル張りされた「敵」に対する敵視も同様に過激化する。

中共内で自己権力の正当化が必要であればあるほど、重要であればあるほど、必要な時が非常時であればあるほど否定的言語でレッテル張りされた「敵」に対する敵視は過激化するのは避けられない

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共産主義には常に「敵」が必要であり、非常時には絶対必要なのだ

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