習近平国家主席の任期が撤廃されたことと米朝会談が5月に行われることとなったことで、第一列島線の危機が予測されます。
その理由と背景:チャイナは北朝鮮をカードに日米をゆすりながら、同時に日米をカードに北朝鮮にらみを利かしてきました。チャイナ主導(チャイナ依存)ともいえる六か国協議での一連の経緯を詳細に検証すれば、米朝を仲介したがるチャイナの意図は明確です。今回の米朝会談がチャイナを蚊帳の外に置いた形で南北朝鮮主導で行われたことで、習近平政権はメンツを失っています。
このまま、米朝主導で半島情勢がコントロールされることは好まないでしょう。
チャイナの今後の動向予測:南シナ海における米国との緊張を増幅させる。台湾・宮古島海峡と日本海における軍事プレゼンスを示すし米韓軍事訓練へ圧力をかけてくる。
上記の意図:半島情勢のみならず、東アジアをチャイナがコントロール出来る体制を構築し、近未来における台湾統一と第一列島線突破が彼らの最大の目的です。
対抗策の提案:5月の米朝対話に先立つ米韓合同演習時に前後して日米合同演習を行い、尖閣上陸訓練をする。
日米で東アジアと第一列島線をコントロールする意思を明確に誇示することでインド・太平洋の安定化を図ることにあります。一気に日米協力で尖閣に常駐施設を置くべきだと思います。