kaiunmanzoku's bold audible sighs

Be love Be peace Be harmony Be compassion Be joy

Wherever there is a human being, there is an opportunity for a kindness. 引用・転載はご自由に。ただし、引用元・転載元だけ明記ください。 Feel free to copy and reprint but please just specify an origin of quotation.

1873年 ペーターマン調製「シナ(東部)、朝鮮、日本図 縮尺 1:7,500,000」米国会図書館蔵

China (östl. Theil), Korea und Japan im Massstabe von 1:7.500.000 | Library of Congress

以下2点の画像は、上のリンクで検索できる当該地図のスクリーンショット

上が尖閣諸島が日中国境線を隔てて日本側にあると描かれている部分。

下が竹島及び鬱陵島が日朝国境線を隔てて日本側にあると描かれている部分。

f:id:kaiunmanzoku:20201025093716p:plain

f:id:kaiunmanzoku:20201025094115p:plain

China (östl. Theil), Korea und Japan im Massstabe von 1:7.500.000 米国会図書館

Web地図の所在地は下記

China (östl. Theil), Korea und Japan im Massstabe von 1:7.500.000 | Library of Congress

 

Title:China (östl. Theil), Korea und Japan im Massstabe von 1:7.500.000
Other Title:China (östlicheTheil), Korea und Japan im Massstab von1:7.500.000
Contributor Names:Petermann, A. (August), 1822-1878. Debes, E. (Ernst), 1840-1923.
Created / Published:Gotha [Germany] : Justus Perthes, 1873.

Description:Relief shown by hachures. Prime meridians: Greenwich, Ferro, Paris. From Stieler's Hand-Atlas no. 65. Insets: Schanghai und Umgebung -- Jedo und Umgebung -- Der Canton-Strom und seine Umgebung. LC copy stamped on: 626888. Available also through the Library of Congress Web site as a raster image.

 

所見:

すでに1869年版で紹介の通りだが、明治維新を終え開国したばかりの明治政府に「帝国主義」や「海洋強国」の実体はない。

日本帝国主義帝国主義的野望でシナ、朝鮮の土地を奪った」という主張は荒唐無稽であることが分かる。

シナの清王朝も朝鮮の李王朝も王権は「四海(東海・西海・南海・北海)の内で陸の続く限り及ぶ」という中華思想を信奉しており、そのひとつの証拠が周りを囲む海の名称である。中華や小中華では、海(かい)とは「地の果て」であり、王威の及ぶ範囲(治の果て=統治の限界)のことである。

清王朝は明の遺臣である鄭成功を討伐する必要から台湾を支配する必要に迫られたが、その最盛期においても台湾島の西岸地域と北部地域に支配を及ぼすのが精一杯であった。その証拠がこの地図においても台湾の東半分に彩色が施されていないことで示されている。

李王朝も宗主国同様の空島政策を採っており、かろうじて日朝間の当事者二国間調停で鬱陵島の朝鮮国帰属を認めさせていたものの、外交対象となる外国勢力を「外夷である」として、外交そのものを放棄していたため、欧米諸外国には鬱陵島ですら日本領として認識させるに任せていたと思われる。

 

こちらも参照願いたい。

kaiunmanzoku.hatenablog.com

 

Wherever there is a human being, there is an opportunity for a kindness. 引用・転載はご自由に。ただし、引用元・転載元だけ明記ください。 Feel free to copy and reprint but please just specify an origin of quotation.