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暗殺皇帝の犠牲者たち ロシアの石油大手ルクオイル幹部達

プーチン政権下の暗殺、同未遂、不審死、投獄等】

#プーチンの暗殺リスト

参考資料は、日本経済新聞社産経新聞社、Newsweek等各社ニュース

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40.

2024年3月13日 - ロシアの石油大手ルクオイルは13日、ビタリー・ロベルトゥス副社長(54)が急逝したと発表した。死因は明らかにしていない(死因不明)。2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻後、同社幹部が相次いで死去している。

ルクオイルは22年3月、早期停戦と交渉による解決を呼びかける異例の役員会声明を公表した。同年9月に当時のマガノフ会長が重病で死去したと発表、病院の窓から転落したとも報じられた*1ほか、昨年10月には後任のネクラソフ会長が急性心不全で死去したと発表していた*2。(共同)

 

モスクワにあるルクオイル本社 Wikimapiaより

 

*1:2022年9月1日 - ラヴィル・マガノフ(ロシアの石油大手ルクオイル会長)が1日、死亡した。モスクワ市内の病院の6階の窓から転落したと報じらた。2月にロシアがウクライナ侵攻を開始した際、ルクオイルの役員会は紛争の早期終結を求めると表明し、「この悲劇」の犠牲者に同情すると述べた。

https://kaiunmanzoku.hatenablog.com/?page=1708481111  の第10項で紹介済み

*2:2023年10月1日 - ウクライナ侵攻の早期終結を公然と求めていたロシア石油大手ルクオイルは、同社のウラジーミル・ネクラソフ会長(66)が急性心不全で死亡したことを明らかにした。

明治時代の英学校「致遠館」に留学した岩倉兄弟と折田彦市とその教師や生徒の肖像

この写真は写真師の上野彦馬が長崎の上野撮影局において、フルベッキ父子(グイド・フルベッキとその娘エマ・フルベッキの)2名と「致遠館」(佐賀藩が長崎に設けた英学校)の学生・教師44名を撮影したものである。フルベッキ群像写真と称されている。

フルベッキ群像写真 Wikipediaより

 

撮影時期:

明治元年10月27日(1868年12月10日)に致遠館に留学した岩倉具定・具経兄弟(岩倉具視の次男・三男)と折田彦市岩倉具視の御附役で、具視に具定・具経の兄弟の長崎遊学を託され致遠館に出向き一緒に上記の日時に入学)がフルベッキ父子の左右に写っている(グイド・フルベッキの向かって右が岩倉具定、その前に折田彦市、エマ・フルベッキの向かって左が岩倉具経)こと*1や、撮影が行われた上野彦馬のスタジオ内の背景*2などから、慶応年間の撮影はあり得ない*3*4。また、フルベッキは明治2年(1869年)4月に明治政府の招聘により上京したため、岩倉兄弟と折田が彼に学んだ時期は短かく、おそらくは、岩倉具定・具経兄弟が致遠館に入学した記念に(明治元年10月27日以降翌明治2年(1868~1869年)頃に)撮影されたものと推定される。

 

 

「この写真には坂本龍馬西郷隆盛高杉晋作をはじめ、明治維新の志士ら(明治天皇も!?)が写っている」というのは、昭和も中盤以降ウォーターゲート事件ニクソンが辞任しガッツ石松が世界王者になった年)になってからの根拠のないデマ

 

デマの発端:

昭和49年(1974年)、肖像画家の島田隆資が雑誌『日本歴史』に、「この写真には坂本龍馬西郷隆盛高杉晋作をはじめ、明治維新の志士らが写っている」とする論文を発表した(2年後の昭和51年(1975年)にはこの論文の続編を同誌に発表)*5。島田は、彼らが写っているという前提で、写真の撮影時期を慶応元年(1865年)と推定*6した。佐賀の学生たちとして紹介された理由は、「敵味方に分かれた人々が写っているのが問題であり、偽装されたもの」だとした*7。写っているのが「坂本龍馬西郷隆盛高杉晋作をはじめ、明治維新の志士らである」という根拠自体は示されていない。

当然ながら島田の説は学会では相手にされなかった。

 

この写真は、間歇的に話題に上りその度に否定されるにもかかわらず再度流行する傾向がある。島田の論文をネタにこの集合写真を「幕末の英傑達が集合した写真」であるとか、このトンデモ説がロマンを誘うとか正しいんだとか主張して、金儲けや人気取りを企む人士が定期的に沸いてきて騙したり騙されたりする構図がいまだに絶えないからだ。

日本の大マスコミである朝日新聞毎日新聞日本経済新聞、そしてスポーツ報知にもこの写真を用いた「フルベッキ写真の陶板」広告が掲載されてきた。

ちなみに、最初に島田隆資が根拠なしに同定した維新前後の人物は22人であったが、今では44人の人物すべてに維新前後の有名人の名が付けられている。金儲けや人気取りを企む人士にとって、世間というのは忘れやすく、騙しやすく、そして手っ取り早く人気も金も与えてくれる存在なのであろう。

 

 

「フルベッキ群像写真」に写っている致遠館の学生の名前も徐々に判明してきている。フルベッキ親子の両隣にいる岩倉兄弟をはじめ、折田彦市、相良知安、石丸安世、山中一郎、香月経五郎、中島永元、丹羽龍之助、石橋重朝、江副廉造、大庭櫂之助、中野健明など、維新の志士ほどではないにしても政治家や官僚としてのちの歴史に名を遺す人物も確認されている。(Wikipedia




*1:村瀬寿代 (2000), p. 88.

*2:上野一郎によると、撮影場所の長崎上野撮影局は、早ければ慶応3年(1867年)末から慶応4年(1868年)にかけて、写場の大改造が行われ、フルベッキ写真の手前側に見える石畳を設けたのはその改造によるもの

*3:上野一郎「撮影年代を推定する」、『写真の開祖 上野彦馬』 pp.205-213

*4:村瀬寿代 (2000), p. 83.

*5:村瀬寿代 (2000), p. 84.

*6:村瀬寿代 (2000), p. 84.

*7:斎藤充功 (2012), p. 4.

ロシア暗殺皇帝の犠牲者たち ノーベル平和賞受賞の人権団体幹部

 

プーチン政権下の暗殺、同未遂、不審死、投獄等】

#プーチンの暗殺リスト

参考資料はWikipediaBBCニュース、Newsweek等各社ニュース

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39.

2024年2月27日 - モスクワの裁判所は27日、2022年にノーベル平和賞を受賞したロシアの人権団体「メモリアル」幹部だった活動家オレグ・オルロフ氏(70)がウクライナ侵攻に反対して軍の信用を失墜させたとして、禁錮2年6月の実刑判決を言い渡した。ウクライナ侵攻を巡る反戦デモに参加したほか、寄稿でプーチン政権が「ファシズムを望んだ」などと非難したために起訴されていた(ロイター)。

メモリアルは、1989年に設立され、ロシア国内の言論の自由を擁護し、人権侵害を記録する活動を続けてきた。しかし、外国工作員に指定されて21年に解散した。ロシア政府は、外国工作員に指定する際、情報戦争や諜報活動に関連する法的規定を適用する。国家安全保障: ロシア政府は、国家の安全保障を維持するために外国工作員の活動を監視し、制限する必要があると考えている。外国人労働者の管理: 外国工作員に指定される場合、外国人労働者の受け入れに関連する法的手続きや要件が適用され、これには、外国人の在留資格雇用契約、労働条件などが含まれている。諜報活動の防止: ロシア政府は、外国工作員による諜報活動や情報操作を防ぐために、厳格な監視と制限を行っている。外国工作員に指定することで、その活動を制御しているのだ。

 

 

AFPBBニュースより モスクワの裁判所に出廷したオレグ・オルロフ氏。(c)Alexander NEMENOV / AFP



暗殺皇帝の犠牲者たち プーチンのラスプーチンと呼ばれた民族主義者

#プーチンの暗殺リスト

 

先のブログで「暗殺皇帝プーチン政権下の不審死や投獄には、ウクライナ侵攻の賛否を問わず、軍事活動の障害をすべて取り除き、世論を恣意的に誘導し、政権を支えようとの思惑が見える」と書いた。つまり、目指す目的や方向が同じでも、政権のやり方、方法に素直に賛同せず、異なる熱量で異論が政権外で語られるとき、それらを排斥・除去しようとするのだ。そして、本人の口をふさぐ方法は本人を消す以外にもある。要するに問答無用で「外野は口を閉ざせ」、「家族にも危険は及ぶぞ」というわけだ。また、他国との戦争状態は、対戦国やその友好国に疑惑を向けさせる絶好の環境でもある。

それに関連して記さねばならない暗殺事件がある。

 

 

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38.

2022年 8月20日 - ダリア・ドゥギナは父である思想家アレクサンドル・ドゥーギンとともに映画監督エドゥアルド・ボヤコフと公正ロシアの元下院議員ザハール・プリレーピンが主催するイベントに参加し、ドゥーギンは「伝統と歴史」の講義を行った。イベント終了後、帰宅する途中の21時30分ごろ、モスクワ近郊ボルシエ・ヴィアゼミ村近くのモジャイスコエ高速道路で、運転していたトヨタ・ランドクルーザープラドSUVが爆発。目撃者によると、車はコントロールを失い、路肩に停車後に発火炎上。ダリア・ドゥギナは現場で死亡。父である思想家アレクサンドル・ドゥーギンは、プーチン大統領と親しく、思想的に大統領に大きな影響力をもつとされ。このため、帝政ロシア末期に皇帝一家に近く、影響力を持った僧侶グリゴリー・ラスプーチンになぞらえて、「プーチンラスプーチン」などと呼ばれてきた。「ロシアは、欧米とは異なる価値観のユーラシアという独自の空間」だという「ネオ・ユーラシア主義」を提唱するドゥーギン氏の国家主義思想が、プーチン氏の世界観に大きく影響したとされており、ウクライナ侵攻を正当化するプーチン氏の理論形成にも関わっているとされる。このため、この事件について、ロシア当局はウクライナ人の女が遠隔操作で車両を爆破し、エストニアに逃亡したと主張していた。一方、事件当時のウクライナのミハイロ・ポドリヤク大統領顧問は、「もちろんウクライナは何の関係もないと強調する」とコメント。「なぜなら私たちは犯罪国家ではないからだ。犯罪国家はロシア連邦の方だ。ましてや我々はテロ国家ではない」と述べていた。そして、2022年10月5日に米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は、事件はウクライナ政府関係者が関与と米情報機関が判断したと報じる。米諜報当局者らの考えでは暗殺当時、ドゥーギン氏の娘は父親の車を運転していた。そのため暗殺の実際の標的はドゥーギン氏だったとみている。

 

 

情報源:産経新聞、CNNニュース、ロイター等から

 

 

ダリア・ドゥギナ 画像は telegram から

 

ALEKSANDR DUGIN 画像は Dr. E. Michael Jones Culture War から

 

暗殺皇帝の犠牲者たち 政権を支えるための軍事活動の障害除去と世論の恣意的誘導

#プーチンの暗殺リスト

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37.

2023年4月2日 - ロシア第2の都市サンクトペテルブルクのカフェで2023年4月2日午後、爆発が起き、親プーチン政権派の著名軍事ブロガー、マクシム・フォミン(ウラドレン・タタルスキー)氏が死亡した。フォミン氏は「ブラドレン・タタルスキー」を名乗り、通信アプリ「テレグラム」でロシアによるウクライナ侵略の経過を報告していた。フォミン氏の死亡を受け、露外務省のザハロワ報道官は2日、「彼の仕事はウクライナの憎しみを引き起こしていた」とし、殺害にウクライナ側が関与した可能性を示唆。一方、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は「ロシア内部の闘争だ」とし、ウクライナの関与を否定。露経済紙コメルサントによると、フォミン氏はウクライナ東部ドネツク州で1982年に生まれ、2011年、銀行強盗の罪で服役。14年に勃発したウクライナ東部紛争に際して刑務所から脱走し、親露派武装勢力側で戦闘に参加した。後に恩赦を受け、露国内に移住。昨年2月に始まったウクライナ侵略でも親露派武装勢力の部隊に参加したほか、テレグラムなどで前線の戦況などを発信し、56万人以上のフォロワーを獲得していた。フォミン氏は「全員を殺し、全てを奪う」など過激な発言も行っていた。インタファクス通信によると、露治安当局は事件同日、爆発物を使ってフォミン氏を殺害した疑いで、同市在住の20代の女、ダリア・トレポワ容疑者を拘束。ダリア・トレポワは、2024年1月25日、サンクトペテルブルクの裁判所で、テロ罪や文書偽造罪などで、禁錮27年の判決を受けた。トレポワは2022年2月の侵略開始後に、反戦デモに参加して拘束された経歴がある。露情報・治安機関の横断組織「国家反テロ委員会」は、2023年の爆破事件時にロシアの反政権運動指導者で当時収監中のアレクセイ・ナワリヌイ氏が創設した組織が爆発に関与したと主張し、ナワリヌイ氏が獄中から反戦運動を呼びかけていたことに関連づけたが、名指しされた組織の幹部は関係を否定した。

 

情報源:産経新聞、読売新聞、BBCニュース等から

 

暗殺皇帝プーチン政権下の不審死や投獄には、ウクライナ侵攻の賛否を問わず、軍事活動の障害をすべて取り除き、世論を恣意的に誘導し、政権を支えようとの思惑が見える。

 

 

 

ウラドレン・タタルスキー(本名マクシム・フォミン)氏 BBCニュースから

ダリヤ・トレポワ容疑者/VK/jj.ooee cnn.co.jpから



 

暗殺皇帝の犠牲者たち ウクライナ侵攻強硬主戦派投獄

#プーチンの暗殺リスト

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36.

2024年1月25日 - ロイター通信によると、モスクワの裁判所は25日、過激な活動を扇動した罪に問われた著名な軍事評論家イーゴリ・ギルキン(ストレルコフ)被告(53)に対し、禁錮4年の判決を言い渡した。ギルキン氏は情報機関「連邦保安局」(FSB)の元大佐。ギルキン氏はロシアのウクライナ侵略を支持する立場からSNSで発信する「軍事ブロガー」の代表格で、今春に政治団体「怒れる愛国者クラブ」を設立した。反乱を起こした民間軍事会社「ワグネル」の創設者エフゲニー・プリゴジン氏をライバル視、ギルキン氏はロシアによるウクライナ侵略を支持する一方、「進め方がおかしい」などとプーチン政権を激しく非難してきた。ギルキン氏は2023年7月21日、SNSで「23年間、取るに足らない国家元首が国民の大半をだましてきた」などと批判して拘束されていた。一時期はプーチン氏から重用され、14年に親露勢力がウクライナから一方的に独立を宣言した「ドネツク民共和国」の「国防大臣」を名乗っており、同年にウクライナ東部でマレーシア航空機が撃墜され298人が死亡した事件に関与したとして、2022年にオランダの裁判所から終身刑を言い渡されていた被告3人の1人。

 

情報源:読売新聞、BBCニュース、Wikipedia等から

 

 

自宅で拘束され数時間後、BBCニュース 裁判所に出廷したギルキン被告(21日、モスクワ・メシュチャンスキー地区)

 

暗殺皇帝の犠牲者たち プーチン支持の軍事ブロガーが死亡

#プーチンの暗殺リスト

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35.

2024年2月21日 - 米紙ニューヨーク・タイムズなど外信は21日、ウクライナ戦争を支持してきた親クレムリン(ロシア大統領府)のブロガー、アンドレイ・モロゾフ氏(44)が同日死亡したと報じた。テレグラムで「Murz」を名乗っていたモロゾフ氏は、ウクライナ東部アウディーイウカでロシア軍が昨年10月に猛攻を開始して以来、兵士およそ1万6000人と装甲車300両を失ったと投稿していた。モロゾフ氏は20日に突然、この投稿を削除し、翌21日に別の内容を投稿して自身の暴露のせいでロシア軍司令部と親政府宣伝家らから圧力を受けていると主張。さらに、脅迫が続くのなら自ら命を絶つともつづった。その直後に死亡のニュースが伝えられた。モロゾフ氏の死が衝撃的な理由は、これまでに命を落とした反プーチン派の人物たちとは異なり、モロゾフ氏が基本的にロシアのウクライナ侵攻を一貫して支持してきた人物だからだ。ロシア軍の深刻な被害状況を暴露したことについても、ロシア軍が置かれている苦境にもっと関心を持ってもらうために、公益的な目的から暴露したのだと明かしていた。ニューヨーク・タイムズは「戦争の初期には、戦争ブロガーらがロシアの軍隊を批判することがあっても、彼らがロシアの軍隊を支持して軍隊の問題に対する関心を呼び起こすというプラスの効果があるためロシア政府はさほど問題にしていなかった」とした上で「しかし昨年、民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏が反乱を起こしたのを機に、基調が正反対に変わり、ロシア軍に反対の立場を取ると激しい弾圧を受けるようになった」と指摘した。主に戦況を生配信し、自軍と敵軍の作戦について論じる軍事ブロガーらに、ロシア軍に有利なニュースだけを伝えるよう圧力がかかっている。露政府は「最小限の被害で攻略した」(セルゲイ・ショイグ国防相)と主張しており、投稿が「露軍の名誉を傷つけた」と思われる。

 

 

情報源:CNNニュース、読売オンライン、ニューヨーク・タイムズ朝鮮日報等から

 

令和6(2024)年2月23日読売新聞朝刊国際面から

 

 

 

七人の侍の教え: 人を守ってこそ自分も守れる 日本の未来を護るのは同盟国との絆 #装備 #共同開発

 

人を守ってこそ、自分も守れる。


己のことばかり考えるやつは、


己をも滅ぼすやつだ!


黒澤明七人の侍』島田 勘兵衛 (志村 喬) のセリフ

 


この部落を踏みにじられて、離れ家の生きる道はない!

いいか。戦とはそういうものだ。人を守ってこそ、自分も守れる。

己のことばかり考えるやつは、己をも滅ぼすやつだ!

の一部分だ。

 

このセリフを久しぶりに眺めて、

ふとこう思った。

 

米国の寅さん支持の皆さんは、

「南部国境を踏み躙られて、米国の生きる道はない。」

ということをよく理解していらっしゃる。

 

それなら、

欧州を踏み躙られて、米国の生きる道はない。

という論理も

日本や韓国を踏み躙られて、米国の生きる道はない。

と、分かるはずではなかろうかと。

 

同じように、日本の皆さんには、

支那海、南支那海(エネルギーと食料の大動脈)を踏み躙られて、日本の生きる道はない。

と、分かるはずではなかろうかと。

 

そして、それなら、

「台湾、フィリッピン、韓国を踏み躙られて、日本の生きる道はない。」

「欧州、米国を踏み躙られて、日本の生きる道はない。」

も分かるだろうし、

ベトナム、タイ、ミャンマー南洋諸島 .... ... を踏み躙られて、

日本の生きる道はない。」

の論理がわかるはず。

 

つまり、自由と民主主義を掲げて繁栄を共にして、その価値を知る同盟国や友好国が

そうではない国に蹂躙されるのを横目で見て何もしないというのでは、自国の繁栄や自

由や民主主義やその価値観が子や孫に引き継がれなくなる。それどころか民族そのもの

や歴史文化を抹殺されてしまうことになりかねない。

ということだと思った。

 

まさに「情けは人の為ならず」だ。


同様に、今話題の「国際共同開発する防衛装備品の第三国輸出」についても、

同盟国と共同開発した装備を利害と価値観を同じくする同盟国に売れる(融通できる)ようにすること

こそが、日本の自由と民主主義を守り、民族とその歴史文化を伝え守り抜く必須条件なのではないかと。輸出可能な第三国を定義することこそが重要だ。殺傷可能性の有無など検討する価値もない。

そう思ったのだ。

 

 

黒澤明七人の侍」からの1シーン 黄色の英文字幕はブログ主の訳

 

公明、第三国輸出の必要性説明を 次期戦闘機の開発巡り会合
2/22(木) 19:03配信

共同通信
 公明党は22日、外交安全保障調査会の会合を国会内で開き、次期戦闘機を含め国際共同開発する防衛装備品の第三国輸出を巡り、関係省庁からヒアリングを実施した。出席議員からは、日本の安全保障にとって輸出がなぜ必要なのかを丁寧に説明するよう求める声が相次いだ。政府側は従来の答弁にとどまった。

 高木陽介政調会長は冒頭で「輸出する理由は何か、国民の理解が深まっていない」と指摘。関係者によると、政府側は輸出を増やせば1機当たりの価格が下がる上、日本にとって望ましい安保環境の創出につながると説明した。出席者の一人は会合後「新しい話はなかった」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a11644a90da8e88ea4e18f1a2f5bedba134f116

 

在る智者の話 巧遅は拙速に如かず 危機に対処する心構えを説く

危機に対処する心構えを説く

 

【巧遅は拙速に如かず】
明治21(1888)年の尋常小学校の修身(道徳)教本から

尋常小学修身口授教案. 巻4 下 - 国立国会図書館デジタルコレクション


国立国会図書館デジタルアーカイブ
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尋常小学修身口授教案
第九十四章
題目 巧遅は拙速に如かず
例話 在る智者の話
目的 時を失うほど、あしきことおおし、何ほどによく工夫しても、時節がおくれて、用に立たぬ故、早くして過ちの少ないやうに常に心を用ふべし、と論す

 

在る智者が重き役職を務めており如何なる面倒も伺ひごとても速き捌きがつきましたから人々尊敬しておりました 


或る人 「君の理論冴え誰も叶うものがない この上よく考えたなら、さらなる理屈(もっと良いアイデア)も出る事でしょう。」と申したれど。


智者 「もちろんのこと、人それぞれいろいろ性質もあれば遅くて良い考えをする人もありましょう。しかし、役人と称する者は即座に分別が付きませんと間に合いません、例えば火事または喧嘩のある時、如何致さんと尋ねられて、とくと考えましてからと返答していては当分埒あかぬままになりかねないので、良かれ悪しかれ即座に考えを付けねばなりません」と申されました。

 

これも平常気を付けて早く考えを出来るように、慣らしておくべきことでありましょう。万事もそういう有様でしょうから他人から見て役に立つものであると見られるのでしょう。

 

(問い)(1)或る人は智者に何と言いましたか

    (2)智者は何と答えました

    (3)巧遅とは何のことですか、拙速とは何のことですか

    (4)急場に良い考えの早くできるようにするにはどうしましょうか

 

 

第九十四章 巧遅は拙速に、如かず、或智者の話 国会図書館アーカイブのSS

 

上記の画像は下のリンクで閲覧できるページのスクリーンショットである。

 

このブログは下記のリブログです。

当時の世相を画像で掲示してます。誰が智者の知恵で発言行動しているか、誰が智者に及ばないか、確かめてみると面白いでしょう。

kaiunmanzoku.hatenablog.com

 

統治行為論と司法自制の欠如? 韓国の元徴用工訴訟

【韓国に統治行為論の考えはないのか?】
===韓国の元徴用工訴訟で「実害」の報道で疑問===


日本の「統治行為論」、仏の「アクト・ド・グベルヌモン」、米の「ポリティカル・クエスチョン」に類する「司法自制の原則」が韓国には無いのだろうか。


簡潔に言うと、高度の政治性ある事柄、特に国際法や国家間合意に関する外交問題は司法審査の対象から除外するという原則だ。


三権分立の民主主義国家においては、国家の行く末に関わるような重大な事柄に関して、国民に選ばれた訳でなく間違った判断をした際の責任も負えない裁判所ではなく、国民に選挙で選ばれた立法府や行政の長(政府)の行為やその立場を尊重する考えである。


新聞やテレビを通して伝えられる内容では、韓国の司法界にはその存在のかけらも全く見受けられない。


韓国の三権分立に詳しい方がいらっしゃればご教授願いたい。

 

FNNプライムオンラインから 元徴用工訴訟 日本企業に初の「実害」 日立造船の供託金 原告側が受領

 

いわゆる元徴用工の訴訟をめぐり、日立造船が裁判所に預けていた供託金について、20日、原告側が受け取ったと発表した。

元徴用工問題では、初めて日本企業に「実害」が出た形。

韓国の最高裁は2023年12月、日立造船に対し、原告の元徴用工1人への賠償およそ550万円の支払いを命じた。

勝訴が確定した原告側は、日立造船が裁判所に預けた供託金について差し押さえなどの手続きを進めたうえで、20日、賠償金として受け取ったという。

供託金は、日立造船が2019年に「韓国内の資産の強制執行」を防ぐために預けたおよそ670万円で、元徴用工をめぐる訴えとしては初めて日本企業に「実害」が及んだ形。

これを受け、林官房長官は「日本企業に不当な不利益を負わせるもので極めて遺憾」としたうえで、韓国政府に「厳重な抗議の意を伝える考えだ」と述べた。

 

フジテレビ,国際取材部:元徴用工訴訟 日本企業に初の「実害」 日立造船の供託金 原告側が受領  2/21(水) 0:02配信

 

 

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