kaiunmanzoku's bold audible sighs

Be love Be peace Be harmony Be compassion Be joy

Wherever there is a human being, there is an opportunity for a kindness. 引用・転載はご自由に。ただし、引用元・転載元だけ明記ください。 Feel free to copy and reprint but please just specify an origin of quotation.

移民・難民の母国への帰属意識を高めよ

移民・難民の救済の前に考えておくこと。

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主権者として国家に帰属しているという意識がないため、祖国を簡単に捨てる、祖国に戻らない、という人々がいる。


彼らが住んでいる土地、脱出してきた土地が彼らにとって「祖国」という愛着が持てないからだ。


彼らに、紛争が終わった、あるいは、危険が去ったからと言って、「『祖国』へ帰れ」と言ったところで、そこに彼らの『祖国』はない。自分が政治的・精神的にそこに帰属しているとは爪の垢ほども思えないのだ。だから愛着心がわかないのも当然だ。


そんな人々を移住先の国は放置しておくことはできない。そんなことをすれば、その国の社会保険制度、教育、職に寄生し、その国の歴史文化的価値観に溶け込めず、濁らせるだけの厄介者になるとわかっている。


それが今日の難民問題の本質だと思う。何処かの国籍を持っていようといまいと、精神的には無国籍者である人々のなかに精神的に祖国を持てない者達がいるというのは、その者達にとっても、彼らを預かる国やその国民にとっても不幸なことだ。


国家への帰属意識なき難民には「教育」によって国造りを教え込む以外に方法はないということだ。国造り以上の愛国活動はなく、国への帰属意識を育てる土壌もまた人の心にしかない。難民対策の核心はそこにある。それが出来れば、滞留する国での経済活動や近所生活すら、将来帰るべき母国への外交的貢献と認識できるだろう。


その教育は難民キャンプや亡命政府のなかで行われるべきだろう。教育の主体は移民や難民自身である。そうすることで土地や施設を提供する国への感謝も示せないろくでなしのテロリストを輩出する事態だけは防げると思えるのだ。


この文章では、特定の国や特定の民族を指して意見を述べているのではなく、どこの国であっても(亡国化している国・民族 や地域であっても)その国・民族 や地域に帰属意識がある人々のことは問題視していない。念のため。

 

また、移民に反対する人々をやみくもに「極右」or「民族主義者」とレッテルを張り、人でなし扱いしてはならない。彼らは、彼ら自身の国への帰属意識が高く、その歴史や文化を子孫に伝え残したいと考える人々なのだから。

 

令和6(2024)年4月10日 晴天の日の桜の枝

 

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