2015年4月17日午後5時 サンケイプラザ4階ホールで行われた 現 代 史 家 秦郁彦 氏の正論大賞受賞記念東京講演会を聴講した。受賞論文「歴史戦場の慰安婦たち」
以下は、講演内容をメモ書きしてまとめたもの。
1.歴史戦は勝たねばならない。少なくとも引き分けに持ち込まなくてはならない。慰安婦問題は不毛だ。
2.戦場を選ぶこと 主戦場は米国が舞台である。
3.歴史戦のテーマは「慰安婦」である。
4.戦う武器は「証拠」である。 「論より証拠」 事実や証拠で戦うべし。事実や証拠に「分かる説明」が必要だ。「証拠より論」を優先するのが敵だ。イデオロギーに基ずく論、感情論等がある。
5.日本軍による組織的な強制連行はなかった。
6.慰安婦の置かれた状況は性奴隷と呼ばれるほど過酷ではなかった。
7.「韓国の3点セット」で戦うべし ①朝鮮戦争時の韓国軍慰安婦部隊 ②在韓米軍基地村の米軍慰安婦 ③ベトナム戦争時の韓国軍の強姦・虐殺行為。
8.孫子の兵法に内通者がいれば勝てないというが、日本には味方のふりをしてコッソリ敵に通じている内通者どころか、「人権派」を称し、内外に敵側を利する論を公言して憚らない「外通」者がいる。
9.よく歴史を「語り継ぐ」というが、「語り継ぐ」目的は何なのか見抜く必要がある。歴史を忘れないことも、忘れることも同様に価値のあることだ。
10.歴史の効能は3つある ①教訓になること ②娯楽や物語として楽しめること ③説得の技術としての効能。
11.その他・・・攻撃か防御か 全面戦争か局地戦か 一方面か多方面か 単独か共同か 定説・通説・正統派と修正主義 棚に上げるということ 昭和天皇が皇太子時代に訪問したヴェルダンの戦いの戦場 辻正信と絹の靴下 McGraw-Hill教科書に対する訂正要求 全斗煥の「千年の友情」と朴槿恵の「千年の恨み」