先のブログで不明だった「高松公子の候名(さぶらいな)は『お夏』」は、神戸大学の学位論文の中に見つけたので、ここに追記しておく。
論文名: 「近世期における宮廷記録とその周辺ー『御湯殿上日記』を中心にして」
著 者: 北上真生 氏
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/thesis/d1/D1004768.pdf
この論文の 17頁目(21/149page)に
「准后様よりお八百御れう人御使にて春の御祝き申し入られ候」
と皇女和宮様やのちの明治天皇である祐宮様の名とともに記されているのを発見した。
念のため拡大
『長橋局日記』の安政六(1859)年正月一日の条ということだ。なお、『御湯殿上日記』は「おゆどののうえのにっき」と読む。
一次資料ではありませんが、既に「『お夏』が高松公子の候名(さぶらいな)」であることは学術上確認されている事がわかります。