【米韓朝3国会談の打診は日米の圧力の成果】
主導権を日米に握られたことに南北朝鮮は焦っている。
文在寅が米韓朝3国会談に触れたのがその証拠だ。
日米の圧力が効いているので、話合いによる緊張緩和が進捗していると、あたかも南北朝鮮間の努力によってこの結果が生まれたように宣伝している。
しかし、明日になっても具体的なものは何も出ないだろう。
本当に北が非核化の話合いを望むのならば、IAEAとまず査察の受け入れについて話を始めるはずなのだ。それもしないという事は、極東の米軍について条件をギリギリの段階、例えば米朝首脳会談や、米国が要求をのまなければならない程度に切迫した段階⊛まで引き伸ばした上で出すつもりだからだろう。
つまり、北が文在寅を用いて時間稼ぎの手を打って来たに過ぎないということだ。
日米には、圧力のほかに、まだまだ追加攻撃材料がある。軍事演習も行われるほかに、北に突きつけることができる問題提起がいろいろある。拉致、生物化学兵器、人権等だ。
これらで提示される条件を全て飲まなければならないのは北朝鮮である。
⊛例えば、極秘に核ミサイル複数を米国向けに発射できるタイミング。
上記は下のNHKニュースを視聴しての意見でFBに投稿したもの。
韓国大統領「南北と米の3か国首脳会談開催も可能」
3月21日 18時39分
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は、来月末の南北首脳会談と5月までに開かれる見通しの米朝首脳会談の結果によっては、南北とアメリカの3か国による首脳会談の開催も可能だと述べ、アメリカの積極的な協力を引き出しながら朝鮮半島の平和を構築していくことに意欲を示しました。
これは韓国のムン・ジェイン大統領が21日、来月末に開く南北首脳会談に向けた政府の準備委員会で述べたものです。
ムン大統領はこの中で、南北首脳会談に続いて米朝首脳会談が開かれることに触れたうえで、「会談の進展しだいでは、南北とアメリカの3か国による首脳会談につながることもあり得る。一連の会談を通じて朝鮮半島の核と平和の問題を完全に終わらせなければならない」と述べました。
この発言について韓国大統領府関係者は「南北と米朝の首脳会談の結果がよければ、3首脳が会って合意した内容を確認し、実践するための約束をしようという趣旨だ」と説明しています。
ムン大統領は「朝鮮半島の平和は、南北間の合意だけで成り立つのではなく、アメリカの保証がなければならず、米朝関係の正常化が必要だ」とも述べており、アメリカの積極的な協力を引き出しながら朝鮮半島の平和を構築していく意欲を示しました。
韓国は、今月29日に軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)で、閣僚級会談を開くことを22日北朝鮮に提案することにしており、南北首脳会談に向けた準備を加速させたい考えです。