1875年 米国の地理学習書に見る尖閣諸島 日本政府による尖閣諸島の編入に先立つこと20年以上も前に尖閣は日本の支配下にあると欧米諸国からみなされていた。
日本語に直せば「グヨットの新中級地理」という1875年発行の米国の地理書。
グヨット Guyot, A. (Arnold), 1807-1884 は、アラスカのグヨット氷河やノースカロライナのグヨット山に名前を残す地質学者だ。
Arnold Henry Guyot - Wikipedia, the free encyclopedia
https://archive.org/stream/guyotsnewinterm00guyogoog#page/n85/mode/2up
同画像を右に90度回転して貼り付けておく
尖閣諸島が日本領と認識されていることの他、文章でも日本に関心が強いことが分かる。下記は ”Countries of Asia" と題されたページだ。
https://archive.org/stream/guyotsnewinterm00guyogoog#page/n89/mode/2up
余談だが、東トルキスタンが独立国として紹介されているが、チベットや朝鮮はThe Chinese Empire の中で説明がなされている。これも当時の認識なのだろう。