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kaiunmanzoku's bold audible sighs

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Wherever there is a human being, there is an opportunity for a kindness. 引用・転載はご自由に。ただし、引用元・転載元だけ明記ください。 Feel free to copy and reprint but please just specify an origin of quotation.

(付録)因幡の白兎 兎と鰐 大国主命

日本 Japan 古代日本 歴史 History

読者の便宜のため、超訳と現代語訳を下記に示します。

なぜ、こんな物語になったかを知りたい人は、この日より前に書いてある

因幡の白兎 兎と鰐 大国主命(1)~(4)」

因幡の白兎 兎と鰐 大国主命 解説」

を参考にして下さい。

++++++超訳++++++

大国主命 の兄弟は大国主をのけ者にして、「国」とはあいつには不相応だとばかり、

大〇主(大穴文字=大穴牟遅)と「国」の字を抜いて呼んでいた。

八上姫をものにしようとみんなで稲羽に出かけたときも、大穴牟遲神にだけ袋を持たせ従者として従えて行ったくらいなんだ。

 

裸のウサギに、「そのひどい日焼けを治すのには、海水を浴びて風にあたると良いから、高い山の風当たりのよい尾根で横になっていなさい」と大国主の兄弟たちが教えた。だからウサギは教えられた通りにした。

そうしたら体中の皮が剥けて、そこに塩が入るものだから痛くて痛くてヒーヒー涙を出しながら悶え苦しんでいたら、最後に大穴牟遲神がやって来て、聞いたとさ「なぜ泣いてるの」って。

 

和邇 とは、私(吾)と貴方(爾)のこと。

誰と出会っても恋に落ちず、強く惹かれる人もなく、「私の貴方(和邇)、私の貴方(吾が爾)、私の貴方(吾が汝)、私の貴方(わたしの愛しい人)、と大勢の男を騙して、ここまで来たのに、最後の最後に、大穴牟遲神様、貴方に衣を全て脱がされちゃったわ」

 

私、騙したつもりの元カレに騙されて日光が降り注ぐ浜に連れて来られ、いつのまにやら裸に剥かれちゃって、気が付いたら浜辺で気絶していたのね。だからひどい日焼けだったの。

 

日焼けをあなたの兄弟の教えてくれた方法で治そうとしたら、火傷が重症化して全身真っ赤々になっちゃったわよ。これじゃ赤肌のウサギだわ。もうやってらんない。

でも、貴方に教わった方法で日焼け治療を試したら、元の色白美人に戻れたわ。

とっても嬉しい。 大穴牟遲神さま(⋈◍>◡<◍)。✧♡とっても素敵。

 

貴方の兄弟も、貴方様までもが、私が八上姫本人だと気付かなかったかもしれないけれど、知識豊富でやさしい貴方、大穴牟遲神さま、私はあなたと結婚します。

 

++++++現代語訳++++++

このオオクニヌシノカミ(大国主神)と言う方には兄弟が大勢いらっしゃった。

しかし、この兄弟がみなオオクニヌシノカミの「国」の字を抜いてオホアナムヂノカミと呼んで、のけ者にしていました。

のけ者にしていたという意味は、兄弟たちは皆それぞれに稲羽に住んでいた八神姫に求婚したいと思って、そろって稲羽に出掛けたというのに、オホアナムヂノカミ(大穴牟遲神)だけには(兄弟皆の)袋を持たせ、従者として引き連れていたということでもおわかりいただけるでしょう。


気多の岬まで来たとき、肌をさらけ出した兎が伏せっていました。

 

裸のウサギ(兎)に出くわしたオホアナムヂノカミの兄弟である大勢の神様たち(八十神)はそのウサギに「あなたがまずなすべきことは、この海の潮を浴び、風にその身を曝すことだ、だから高い山の尾根の上で、横になっていると良い」と仰られた。

そのウサギは八十神の教えのとおりに伏せていたが、海水が乾くにつれて、体中の皮のことごとくを、風が吹き裂いて開き、剥き出しにしてしまった。

そういうわけで痛みに苦しんで泣き伏していると、最後に現れたオホアナムヂノカミ(大穴牟遲神)が、そのウサギの様子を見て聞いた「なぜ泣き伏しているのか」と。

 

 

ウサギが答え申しあげるには


「私は淤岐嶋(おきのしま)に住んでいました。こちらに渡ろうと強く思ってはいましたが、そのはっきりとした理由があったということもなかったのです。

だからワニを欺(あざむ)いて渡ってやろうと思ったのです。

だから、ワニにこのように言ったのです

『私とあなたたち一族とを比べて、どちらが同族が多いか数えよう。できるだけ同族を集めてきて、この島から気多の前(けたのさき)まで並び伏しておくれ。そうしたら私がその上を踏みわたり、走りながら数えるよ。そうすれば、あなた方の一族と私の一族とどちらが多いか知ることが出来るだろう』と。

すると、この言葉を信じたとみえて、欺(あざむ)かれたワニは列をなして伏したのです。私はそのワニの上を踏んで数えながら来て、この地に下りようとしたそのときに、私は『お前たちは欺(だま)されたのさ』と言い終えようとした、その時、列の最後にいたワニが私を捕えて、衣服をすべてはぎ取ってしまいました。」

 

 

このような理由で泣き患っていたところ、先に行った八十神たちが『海で塩水を浴びて、風に当たって伏していなさい』と教えてくださったので、その通りにしたところ、この身は全身まるまる傷だらけとなりました」と申し上げた。

そこで、オホアナムヂノカミがウサギに

「今すぐ川水が注ぎ出ている場所まで行き、真水で体を洗い、その川水の出口に生えている蒲(がま)の穂をとって敷き散らして、その上を転がってその花粉をつければ、膚はもとのように戻り、必ず癒えるだろう」と教えた。

そう教えられたとおりにすると、その体は元通りになりました。

これが、稲羽の素兎(しろうさぎ)である。

今では、兎神(うさぎかみ)といわれている。

そのウサギは大穴牟遲神に

「貴方の兄弟たちである八十神は八上比賣(やかみひめ)を絶対に得ることはできません。袋を背負って従者の成りをしておいででも、あなた様が姫を得られることでしょう」と言った。

そのとおり、八上比賣は八十神に

「あなたたちの求婚の言葉をお受けしません、大穴牟遲神と結婚いたします」と言った。

(了)

 

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2016年12月5日6日 和邇和邇和邇の説明部分は、和邇(私の貴方)の方が分かりやすいのでその趣旨が分かるように訂正した。その言葉を「男たちを騙す言葉」として表現し直した。

 

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