ボストンパブリックライブラリー所蔵の
1880年 米国の学生用地図帳が尖閣諸島を琉球列島として記載している。
The student's atlas [cartographic material] : consisting of forty-four maps of modern geography, embracing all the latest discoveries and changes in boundaries; and six maps of ancient and historical geography
by Bartholomew, John, 1831-1893
Published 1880
Topics Historical geography
Publisher New York : G. P. Putnam's Sons
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https://archive.org/stream/studentsatlascar00bart#page/24/mode/1up
Tiao su の表記に続けて "LOO CHOO ISLANDS" の文字列が記載されている
William Collins. Sons& Co. Limited Glasgow & London と 地図製作者名が読める。
拡大図:Tiao su(釣魚嶼のローマ字読み:現在の久場島の位置にあって尖閣諸島の島々が下方に見て取れる) の表記がはっきり琉球列島として描かれている
Tiao su の表記に続けて "LOO CHOO ISLANDS" の文字列が記載されているので、
Tiao su(釣魚嶼のローマ字の当て字、地図に記載の位置から現在の久場島を指している)の島嶼群をはっきり琉球列島として描いていると判断できる。
1870年以降、上記のように米国の学校の教材に用いられ続けていた事実は、日本西端の国境線がその時代に広く知れ渡っていた事実である事の証拠である。
つまり、そのように尖閣諸島の西側に国境線があることは国際的に広く知れ渡っていたと判断できるのだ。
なお、私が最近発見してブログに発表した教育用資料に見える尖閣諸島については次の通り:
1870年以降、上記のように米国の学校の教材に用いられている事実は、日本西端の国境線はその時代に広く知れ渡っていた事実だったという証拠である。