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和邇とは船だ(船は和邇である)と因幡の白兎の物語に書いてある

和邇とは船だ(船は和邇である)と、因幡の白兎の物語*に謎々の形ではっきり書いてある。

 和邇が列をなして伏す場面(和邇列伏)がそれである。以下に原文と読み下しを記す*1

 ++++++++ 古事記引用 ++++++++

菟答言 僕在淤岐嶋 雖欲度此地 無度因 故欺海和邇【此二字以音 下效此】言 吾與汝竸 欲計族之多少 故汝者隨其族在悉率來 自此嶋至于氣多前皆列伏 爾吾蹈其上 走乍讀度 於是知與吾族孰多 如此言者 見欺而列伏之時 吾蹈其上讀度來 今將下地時 吾云 汝者我見欺

 菟答えて、「僕は淤岐の嶋に在りて、此の地に度らんと欲うと雖ども、度る因無かりき。 故、海の和邇【此の二字は音を以ちてす。下、此に效え】を欺きて、『吾と汝と竸べて、族(うがら)の多き少きを計らんと欲う。 故、汝は其の族の在りし隨に悉く率て來て、此の嶋より氣多の前に至るまで、皆な列み伏し度れ。 爾くして吾、其の上を蹈みて、走りつつ讀み度らん。 是に吾が族と孰れか多きを知らん』と言いき。 如此(かく)言いしかば欺かえて列み伏す時に、吾、其の上を蹈みて讀み度り來て、今將に地に下る時に、吾、『汝は我に欺かえたり』と云いき。

+++++++++ 引用終わり +++++++++

和邇が(皆)列をなして伏す状態、和邇列伏 (わにれつをなしてふす)を(「わに」に「伏」をつらねる)と読んでその通り並べてみると、実際には縦書きだが、

和邇和邇 和邇和邇 和邇和邇

となる。このままでは解り難いので平仮名にすると

わにふわに わにふわに わにふわに

という状態だ。これを「してれ其の上を蹈み、走り乍がら讀み度り」に何か意味(ヒント:「爾吾」は、和邇が逆さになっている。その上を踏み・・)があることを発見し、和邇和邇ではなく和邇伏邇和(「邇」「爾」は「ね」の音、「吾」にも「わ」の音がある)とすればよいと気付く。

わにふねわ わにふねわ わにふねわ

ここまでくれば、

 船は鰐 船は鰐 船は

と読めるようになる。

 

なお、」とは縦のものが横になる意味で、

縦書きの「和邇2頭の間に「」を入れ(つらね)、

2頭の和邇の頭の「和」の字を右横と左横に置いて(伏せて)、

和邇邇和 和邇邇和

と解釈した次第である。ちなみに、右から読んでも左から読んでも船は鰐と読める。

 

上記を図解的にすると下記の通り。

縦書きで書き 頭の和の字を伏せ 横書きにして(伏せて)続けて読む

和 和
 ➡ 和邇邇和 和邇伏邇和和邇

      わにふねはわにふねはわに

 

和邇」に「伏」を列ね和邇和邇として、

「爾吾」と和邇が逆さになっている「爾して吾れ其の上を蹈み、走り乍がら讀み度り」

部分をヒントとして、和邇伏邇和 と「邇和」を列ねてその上を走りながら読み渡る

のであろう。

 

 

*私が説明した「因幡の白兎の物語」については、下記を参照願います。

因幡の白兎 兎と鰐 大国主命 (1)

因幡の白兎 兎と鰐 大国主命 (2)

とうとう最後のあなたに衣を全て脱がされて -因幡の白兎 兎と鰐 大国主命 (3)

因幡の白兎 兎と鰐 大国主命 (4)

因幡の白兎 兎と鰐 大国主命 解説 

(付録)因幡の白兎 兎と鰐 大国主命 

稲を持ちし倭、丸木舟の上を渡る 

f:id:kaiunmanzoku:20161203173443j:plain

写真はネイティブアメリカンの丸木船としてWebに紹介されているもの

ネイティブ アメリカンの丸木舟

 

  和邇が列をなして伏す場面については、とうとう最後のあなたに衣を全て脱がされて古事記本文(漢字文)と読み下し文をご参照願います。

 

 

2016年12月10日 

和邇」に「伏」を列ね「和邇和邇」として、

「爾吾」と和邇が逆さになっている「爾して吾れ其の上を蹈み、走り乍がら讀み度り」

部分をヒントとして、和邇伏邇和 と「邇和」を列ねてその上を走りながら読み渡る

のであろう。

と、当該部分の説明を上下の行を対照しながら読めるように書き直した。

*1:読者の便宜のため2017年8月31日にこの部分を追記した

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