【海幸彦と山幸彦の誕生】
やがて、コノハナサクヤヒメが身ごもりました。
そのことをニニギノミコトに報告しました。しかし、ニニギノミコトは喜びませんでした。
結婚してすぐにできた子なので、自分の子ではないと疑ったためです。
その様子を見て、コノハナサクヤヒメは悲しみのあまり「この子があなたの本当の子なら生き残るでしょう。」と言って、大きな産屋に入ると入り口をふさぎ、中に火をつけてしまいました。
燃えさかる火の中で出産し、
最初にホデリノミコト、
2人目にホスセリノミコト、
3人目にホオリノミコト
が生まれました。
3人のうち、火が照り輝く時に生まれたホデリノミコトは海で漁をして暮らしていたので「海幸彦(うみさちひこ)」と呼ばれるようになりました。
火が弱まったきた時に生まれた弟のホオリノミコトは山で狩りをして暮らしていたので「山幸彦(やまさちひこ)」呼ばれました。(続く)
兄 海幸彦 (ホデリノミコト)
弟 山幸彦 (ホオリノミコト)
下の話を簡単にしてみようと思いました。