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倭奴国は、鵜戸にあった。 沖縄方言から推測する事実:古代日本では「倭」を wo と発音していた

【要旨】鵜戸は「菟度」であり、倭が渡って来た土地の意味があり、「後漢書倭伝」や「後漢書光武帝本紀」に記された「倭奴国」として位置的にも、読みの上でも、相応しい。しかも、古事記日本書紀の記載事項にも矛盾しない

後漢書倭伝」

建武中元2年(57)、倭奴国使者が、貢ぎ物を奉げて光武帝のもとに挨拶にきた。
使者は大夫と自称した。倭奴国倭国の一番南の地である。

光武帝倭奴国王に印章と下げひもを賜った。

安帝の永初元年(107)、倭国王の帥升は奴隷160人を献上して、
皇帝の謁見を願ってきた。

     (中国の古典17 『倭国伝』 藤堂明保監修 学習研究社 による) 

 

ここまでで、私のブログを続けて読んでこられた人で、古代日本史に詳しい方であれば、私がこれから話そうとしていることが分かると思う。

「倭」を wo と発音する事実を「海神」の項で見てきたからである。

History / Ryukyu 陳侃の『使琉球録』雑記 『わだつみ』とも読める『倭的海(日本の海)』と書いて、16世紀の明人にチャイナ語で発音させれば、沖縄語の『皇帝』になる - kaiunmanzoku's bold audible sighs

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さて、誰もが中学の歴史で学んだ、志賀島で発見された「漢委奴国王」の金印のことをおさらいしよう。「漢の倭の奴の国王(かんのわのなのこくおう)」と読むことになっている。

1.この金印は、天明4年(1784)に発見され、委奴国とは「後漢書倭伝」の倭奴国のこと。つまり、博多湾西側の糸島半島の、8世紀以後、怡土郡とよばれた「魏志倭人伝」の伊都国ではないかとされている。この場合、倭奴国は イト国と読むはずだ。

2.しかし、「倭奴国」をイト国と読まずに「倭の奴国(わのなこく)」と読 むという。理屈はこうだ。「魏志倭人伝」には、二つの奴国がある。一つは、博多に相当する奴国で、もう一つは、女王の支配する領域の一番南にある奴国。その南には狗奴国があると考える説だ。

その場合、「倭奴国」という3文字は、「伊都国」ではなく、「倭の奴国(わのなこく)」を表すとして、「漢の倭の奴の国王」と読むというのだ。

 

この 1.2.の考え方にはそれぞれ問題がある。

1は「倭奴国倭国の一番南の地である」という上記の 「後漢書倭伝」と矛盾する。

2は ふたつの「奴国」の存在の証明と「倭の奴国(わのなこく)」と読む不自然さである。

 

私は、「倭」を wo と発音する事実から次のように推測する。

倭奴国は、鵜戸にあった。古代日本で、倭奴は「うと」と呼ばれていた。

これは、後漢書倭伝」の位置に沿う解釈であり、ふたつの「奴国」の存在を証明する必要がない。古事記日本書紀にも矛盾しない説明ができる解である。

 

「倭」と「委」は同音である。wo が 「倭」あるいは「委」として、用いられて不思議はない。後世になって「倭」や「委」が日本で「ワ」と発音されるに至って、元の音に近い「鵜」と言う文字が充てられるようになったのであろう。

「奴」も同様と考える。15世紀の沖縄で nu ではなく、to と発音されていたと推測される*ことから、トの音、あるいはトが変化したドの音が「戸」に代えられたのだろう。

当然、「後漢書光武帝本紀」の中元二年(57)正月に、使いを遣わした「東夷倭奴国王」と、「後漢書安帝本紀」の永初元年(107)の冬十月に使いを遣わした「倭国」とは同じ国の使節と解釈できる。

女王卑弥呼のいた「奴国」も同じ国だ。

倭奴国は、ウト国、うのとこく である。

 

素人ゆえ、何か見落としはあるかもしれないが、日向三代の地がそこにあるという説明の謎解きとしてもおもしろいではないか。

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*亞馬奴必周「やまとんちゅー」の「奴」については、下記を参照ください。

History / Ryukyu 陳侃の『使琉球録』雑記 『わだつみ』とも読める『倭的海(日本の海)』と書いて、16世紀の明人にチャイナ語で発音させれば、沖縄語の『皇帝』になる - kaiunmanzoku's bold audible sighs

 

2016年12月6日 【要旨】鵜戸は「菟度」であり、倭が渡って来た土地の意味があり、「後漢書倭伝」や「後漢書光武帝本紀」に記された「倭奴国」として位置的にも、読みの上でも、相応しい。しかも、古事記日本書紀の記載事項にも矛盾しない を追加。

因幡の白兎の考察による上記の根拠の裏付けとして次の章を参考願います。 

kaiunmanzoku.hatenablog.com

Wherever there is a human being, there is an opportunity for a kindness. 引用・転載はご自由に。ただし、引用元・転載元だけ明記ください。 Feel free to copy and reprint but please just specify an origin of quotation.